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【百年銘酒スポットライト】vol.11
百年銘酒が誇る、秘蔵のウイスキーコレクションをコラム形式にてお伝えします。

_GLENGRANT 12YO

グレングラントはシングルモルトを最初に売り出したとも言われており、様々なボトルが出回る販売量の多さからも知名度を高く保つ銘柄の一つであるが、現在において人気銘柄の筆頭には挙がらないように思う。

しかし昔からのモルト愛好家にとって、陶酔するような記憶に残る素晴らしいボトルが多い銘柄として根強いファンが多いのも、グレングラントではないだろうか。かの業界最大手ゴードン&マクファイル(GM)社の立役者である二代目ジョージ・アーカート氏が最も好んだのがこのグレングラントとも伝えられており、「ミスタージョージ・レガシーボトル」にグレングラントが選ばれ、またGM社でも最も古いグレングラントの一つである70年物がエリザベス女王即位70周年のプラチナジュビリー記念ボトルとしてリリースされたことも大きな話題となった。

このボトルは1970年代後半にリリースされた12年物であることがイタリアンタックスシールから鑑定でき、おそらく60年代の原酒と考えられる。また、四角いボトルは「角瓶」「スクエアボトル」などとも呼ばれているが、これはマッカランのオールドボトルに関連してよく話題に上がるイタリア・ジオベネッティ社が輸入していたもの。当時は12年物の他、8年物や10年物などもあった。

1972年ヴィンテージに代表されるようなフルーティーなグラントも素晴らしいが、やはり卓絶した60年代以前、とりわけ50年代以前の偉大なるグラントにいつまで出会うことが出来るだろうか。
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